うつから復帰したSEのブログ

うつから復帰した経緯、現状、仕事で気になることなどを綴っていきます。

転職後の生活②

試用期間で退職することが決まってから転職活動を再開しました。

とはいえ、ここに決まるまでに散々転職活動をしてましたので

あまり気落ちはしてませんでした。

 

転職活動をしつつ仕事をしていたのですが、しばらくすると、以前

履歴書などの書類を送った企業から連絡がありました。

 

なんと面接をして頂けるとのこと。

捨てる神あれば拾う神ありってこの事ですね。

 

そして面接を受け、無事に受かり、5年ほど経過した今もその職場で

働いております。

 

なんとかならない人生ってないのかもしれません。

ただ、試用期間が終わった時点で色々とあきらめていたら、

なんともならなかったでしょうが・・・

 

ここで学んだ事は、先のことを考えて行動した方が得だということ。

過去の失敗や嫌な経験に縛られることは、時間の無駄。

失敗から学ぶ事もありますが、学べる要素のない失敗は切り捨てた方が

精神衛生上にも良いです。

 

転職後の生活①

転職できたはできたのですが、これがまたとんでもない

ところだということが、転職後にわかりました。

 

まず、求人内容と仕事内容が全く異なること。

社内SE担当の方が実は外注で、一緒にやっていくのではなく、

全業務を2ヶ月ぐらいで全て引き継ぎ、その後は1人でやって

いかなければならないこと。

 

正直、病み上がりで1人で業務をやっていく自信は全くなく

さすがに、もうしばらくは外注の社内担当の方と一緒にやって

いきたい旨、会社の方に相談をさせて頂きました。

 

しかし、全く聞き入れてもらえず、だったら3ヶ月の試用期間で

退職してもらうしかないと言われてしまいました・・・

 

言われた当初は衝撃的でしたが、今思えば、コストを削減する為に

内部にSEを入れたいが、そのSEにそのような自信がないような

ことを言われれば、試用期間終了後にクビ切りしてもおかしくは

ないですよね。

 

そして、またまた転職活動が再開されることになります。

考察②

転職期間中の病院でのアルバイトは色々な意味で勉強になりました。

 

苦手な電話対応もそこまで苦にならなくなりましたし、

何より患者としてではなく、職場仲間としての先生のお話を聞けた

ことがとても良かったです。

 

また、同じ病気で苦しんでいる方とも接することができたのも

良かったです。

 

薬を飲まなければ人間必ず眠くなりますよ」という言葉はとても

衝撃的で、かつ、不眠症が治るきっかけとなった言葉でもあります。

 

ただ、この言葉を聞いた時には、うつ状態はほぼ回復していたので

すんなり受け入れることができたんだろうと思います。

うつ真っ最中であれば、「そんなの無理だよ・・・」と感じていた

はずです。

 

ですので、これが最善の治し方ではありません。

 

2011年8月に次の転職先が決まるまでは色々とありました。

東日本大震災もその一つです。

この時、自分はどこかのビルの地下1階にあるうどん屋さんで

食事をしていました。

 

地下だったので、「やばいな、このまま生き埋めか?」とか

思ったりしていましたが、想像以上にしっかりとしたビルで

すんなりと地上に出ることができました。

 

お店を出て、すぐに公園へ向かいました。

その公園からサンシャイン60が見えるのですが、左右にゆらゆらと

揺れている光景が脳裏に焼き付いています。

 

そして、徒歩で家まで帰りましたが、途中にある雑居ビルの壁が

はがれていたりしているのを見て、思った以上に被害があったんだなと

感じました。

 

ただ、この時も当然無職なので、求人がもっと減るんじゃないかと

いう不安の方が大きかったです。

情けないですが、自分の身の回りを考えるのが精一杯でした。

 

だからではありませんが、自己分析はかなりしました。

転職活動前半の職務経歴書を見ると、とても恥ずかしくなります。

要点を抑えていし、なんの目的もなく転職しようとしているように

見えたからです。

 

分析結果を反映した書類が作れるようになった後半は自分の能力不足に

泣かされました。

これは今までやってきた結果だったのでどうしようもありませんでした。

そこを補えるような書類作りや、面接時の話し方など工夫を

こらすようになったことで、今の職にありつけたのだと思っています。

うつ中の転職活動④

転職活動は2010年2月から1年ほど続けました。

なんとか暮らしていけたのは、病院のアルバイトがあったからです。

 

ただ、そのアルバイトも10ヶ月ほどで、病院の規模縮小ということで

辞めることになりました。

 

でも、気持ちはそれほど落ち込んでおらず、むしろ結構冷静になって

いて、転職活動での落ちた理由などの分析をかなりやりました。

 

そのおかげで、活動期間の後半は書類通過率もあがり、面接まで

こぎつけることができました。

 

そして2011年8月にようやく次の職場が決まりました。

 

最終的に受けた企業数は、84社

書類通過率は27.7%

・・・ひどい結果でしたが、なんとかなりました。

 

転職期間中は不況も続いており、また、東日本大震災もあったりで

色々と大変でしたが、今になってみると、なんとかなるもんだなと

思ってます。

 

うつ中の転職活動③

転職活動を続けながら病院でのアルバイトを続けて数ヶ月。

その頃には病状も落ち着いていましたが、不眠症は続いて

いました。

 

その時、病院にこられていた先生に1つ質問をしてみました。

「薬を飲まないと眠れない症状って治るんですかね?」

 

すると、以下のような返答がかえってきました。

「薬を飲まなければ人間必ず眠くなりますよ。仕事をしている

 時はなかなか出来ないですが、今なら出来るのでは?」

といった内容でした。

 

正直、目から鱗が落ちました。

実際そのとおりで、人間眠るように出来ているんです。

 

仕事をしているときは、常に寝なきゃ寝なきゃと思っていたので

薬を飲んで無理矢理寝ていたこともありましたが、今はその必要が

ありません。

 

その話を聞いて、何か色々とふっきれました。

うつ中の転職活動②

転職活動がうまくいかず、金銭面で不安になってきたところ

通院中だった病院にアルバイトをしないかと声をかけられました。

 

今まで患者として行っていた病院にアルバイトとはいえ従業員と

して勤まるのか不安でしたが、生活もあるので仕事をさせて

頂けるようにお願いしました。

※主な仕事は受付、一部の患者さんにパソコン指導などでした。

 

割と時給もよく、失業保険が給付され始めるタイミング(退職

してから3ヶ月後)と同じであった為、金銭的な問題も少しは

解消されました。

 

受付の仕事はもう大変で、今まであまり電話対応などしたことが

なかったので、うまく話せないわ、聞き取れないわでグダグダでした。

 

ただ、今までと視点が変わることで色々と見えてくるものも

ありました。

 

患者さんは明るい人もいたのですが、そのような病院ですので、

大半はふさぎこんでいる方がでした。

 

そのような方を何人も見ていると、正直、自分の病状はまだまだ

マシな方だと感じました。

 

また、病状が回復してきている方もいらっしゃいましたので

その方を見ていると回復に希望をもてるようにもなってきました。

うつ中の転職活動①

不景気が続く2010年に辞表を出した。

 

今思えば次を探してから辞めれば良かったのに、その当時は

そこまで考えられなかった。

というより、辞めた方が体調が良くなると思っていたこと、

これ以上同僚には迷惑をかけたくないと思っていたこと、

うつだったことが判断を鈍らせてしまったのだと思います。

 

もしうつ状態で転職活動を考えている方がいたら、もう少し

考えた方が良いです。

正常な判断ができないと思いますから・・・

それでも辞めたいと思っている場合は、必ず次を見つけてから

にしてください。

 

辞めた直後にやったことは履歴書、職務経歴書の見直し、

と同時に希望する企業への提出です。

 

甘く見ていたこともあり、書類選考の時点で落ちまくりでした。

この時ほど、自分の無力さを思い知った事はありません。

 

何度も書類で落とされ、面接に行けたと思ってもその面接で

落とされ、段々と不安になってきました。

 

さらに、病院には通っていたので医療費はかかるし、普段の

生活でもお金はかかるので、貯金がどんどん減っていき、

不安すぎてどうにかなってしまいそうでした。