うつ中の生活⑥
うつが改善されることもなく、新たな現場へ行くことに
なりました。
そこでは、主に進捗管理、障害管理などをやりました。
体調が良いわけでもなく、かつメンバーの管理など出来るのかと
毎日不安で仕事をしていました。
ただ、フォローしてくれる仲間がいたので、なんとかなりました。
うつから復帰した訳でもないのに徹夜したり、休日出勤したりで
なかなか無茶な生活をしていた時期でもあります。
辛い現場ではあったのですが、ここで経験したことは今の職場でも
役に立っているので、やってよかったなぁと思います。
この現場も落ち着いたころ、辞表を出しました。
さすがに、皆に迷惑かけるわけはいかないし、体力的にも
きつかったので、ちょっと休みたいなという気持ちからでした。
ただ、この選択は軽率でした・・・
うつ中の生活⑤
2回目の休職から復帰しても、状態は変わらずで、遅刻も多く、休みも多くで
完全に仕事ではお荷物状態でした。
同僚にかなりフォローされているの感じながらも、生活の為に働いている
状態が続きます。
しばらくして、鬱のきっかけとなった現場で働くことになったのですが、
以前のような気力もなく、かつ、仕事にもついていけない状態でした・・・
また、身体の免疫力が落ちていたせいもあるのか、よく風邪をひいたり、
今までなったことのない病気(帯状疱疹)にもなったりでグダグダでした。
うつになる前にやっていた言語はDelphi、C言語、PL/SQLだったのもあり、
なかなか次の現場も見つかりません。
※世の中的にJAVAが主流になっており、さらに即戦力が求められていた
からです。完全に実力不足でした・・・
このような状態でしたので、段々と仕事を辞めようと考えるようになります。
うつ中の生活④
3ヶ月の休職期間を経て、仕事に復帰することになりました。
休職中はぐだぐだな生活を送っていましたが、復帰したら
仕事を頑張りたいという気持ちもありました。
最初の頃は特には問題なかったのですが、段々と遅刻や、
休みが多くなってしまい、休職前とあまりかわらない状態と
なってきていることを実感しました。
そうなると、全然治っていない、迷惑かけてる、仕事できていない
と色々と考えてしまい、体調が良くなる気配はまったくありません。
また、薬も先生のすすめで色々と試していたのですが、どれも
自分に合っているような気がしませんでした。
唯一、睡眠薬(ハルシオン)だけは、効いている実感はありました。
※当時の会社の方には本当に迷惑をかけたと思っています。
それでも、なんとか仕事をしていたのですが、さすがに身体が
ついていかず、またまた休職を取ることになりました。
休職が決まってからは、前回の反省を活かし、旅行計画をたてる
などし、できる限り家にいないようにして過ごしましたが、
大幅な改善もなく、この休職も終わりを迎えることになりました。
※旅行にいくにあたり持って行くべき薬を忘れ、精神的に不安定になり、
さらには睡眠不足に陥り、散々な目にあったのも今となっては
良い思い出です。
うつ中の生活③
現場を離れ、休職をとることになったのですが、
最初の頃は何をしたら良いのかわからず、途方にくれていました。
この機会に今まであまりやれていなかったゲームでもやるか!
とも思ったのですが、全くやる気がでず、小一時間ほど遊ぶと
やる気がなくなることも多かったです。
また、「休職中は何も考えずにゆっくりした方が良い」とどこかで
聞いたり、読んだりしていたのでダラダラと過ごしてみたけど、
ただ単に、起きている時間より寝ている時間が多く、常にぼーっと
している時間が増えるだけでした。
そのような状態もあれば薬の摂取量を間違えて、ハイテンションな
状態で知り合いに電話をかけまくるといった迷惑な行動もとってしまい、
休んでる間に症状がひどくなっていくのではないかと気にするように
なっていきました。
※迷惑な電話をかけてしまった方には、正気に戻ってすぐに
謝罪の電話をしました。
正気に戻ったあとに発信履歴を見て、とても驚いたことを
今でも覚えています・・・
そんなこんなで休職期間の3ヶ月が終わりに近づくのですが、
このような状態なので、「このまま復帰しても大丈夫なのか?」と
とても不安でしかたありませんでした。
うつ中の生活②
起きるのが辛い → 仕事に集中できない → 迷惑がかかる → 眠れない
といった負のサイクルが回っている時に、病院で「仕事に集中できない」と
相談したところ、ある薬が出てきました。
出てきた薬はリタリンというもので、当時(10年ほど前)は
そこまで話題になっておらず、私自身もよくわからず飲んでいました。
仕事中に眠くなったり、集中できない時のみ服用するように
言われていた為、素直にそのとおりに飲んでいたのですが、
飲むと効き目がはっきりわかるぐらいすごすぎて、
効いている最中は自分でもびっくりするぐらいの集中力で
仕事をしていたことを今でも覚えています。
※他のうつの薬は効き目がぱっとせず、本当に効いているのか
疑問に思っていたので、なおさら効き目を感じたのだと思います。
ただ、反動もすごく、次の日はかなりやばい状態になっていました・・・
こんなことを1ヶ月ほどやっていたのですが、段々と何かこの薬は
おかしいな、こんなに効くものなのか?と思いはじめ、ある日、
ネットで調べてみたところ、色々と情報が出てきて、それを読んだ
直後に薬を破棄しました。
その後も仕事を続けたのですが、さすがに身体が辛くなり、また
皆に迷惑(遅刻や欠勤が多くなってきていました)ばかりかけていると
感じていたので、上司に相談し、3年ほど常駐していた現場を去ると
同時に休職を取らせて頂くことになりました。
うつ中の生活①
薬を飲み始めてからしばらくは、いつものように
出勤し、仕事を続けていました。
正直、薬の効き目はわかりませんでした。
いつまでたっても、出勤すると気持ち悪くなるし、回復している
ようには全く思えませんでした。
唯一効いていると感じたのは、睡眠薬でした。
うつ用の薬とは別にもらっていましたが、こっちの方の効き目は
すごかったです。
ただ、慣れてくると段々と眠れなくなります。
そして自分勝手に薬を服用する量を増やしてしまい、朝起きるのが
つらくなり、仕事中も全く集中できなくなってしまいました。
こうなると、
起きるのが辛い → 仕事に集中できない → 迷惑がかかる → 眠れない
といった負のサイクルが回り始めます。
考察①
うつから復活した今だからこそ書けるのですが、
当時はうつの原因は周りにあるのだと勝手に思っていました。
つまり、自分が一生懸命やっているのに誰もフォローしてくれない、
誰も手伝ってくれないと、仕事をしながらそんなことばかり感じて
いました。
でも、実際は違います。
発病の根本的な原因は、以下の1点だと今では思っています。
・仲間に頼ることなく、すべて自分で解決しようとした
自分で解決しようとして、自分の中で勝手にかかえこみ、相談もせず、
悶々と日々を過ごすことで、うつが発病したのだと今では感じています。
当時、このような考えに至り、周りに相談して、かつ適度に手を抜くことを
していれば、この病気を長引かせることはなかったのかなぁ・・・と、
今では思います。